温かい巣鴨の街で送る快適なシェアハウス暮らし

巣鴨のシェアハウスに引っ越してきたのは4年前。本当は1年くらいですぐに別の場所に引っ越すつもりだったのだが、気付いたらこんなに経っていた。都営三田線沿いに勤める会社があって、巣鴨駅なら山手線も停車するから都内のどこへでもアクセスしやすいと思い、ここに決めたのである。シェアハウスを選んだのは、恥ずかしながら引っ越し費用を用意できなかったためだ。どんなに安い一人暮らし用の賃貸物件でも、引っ越しの初期費用は数十万円してしまう。それに引っ越し代を安く済ませようとして物件を妥協してしまうと、どうしても満足いく暮らしができないと思ったのだ。そんなときに見つけたのがシェアハウスだった。俺が見つけたシェアハウスは、敷金や礼金、仲介手数料が一切かからない物件。想像していたよりも引っ越し費用がずいぶん安く済んでしまったのである。シェアハウスと聞くと入居者とワイワイするイメージがあったが、実際そんなことはなかったのも驚きだった。確かに顔を合わせれば挨拶をするし、時々ご飯の時間がかぶって一緒に食卓を囲むこともある。しかし、自主的にみんなで集まって何かをすることはほとんどないのだ。まあ、これもシェアハウスによって異なってくるだろうけど。学生時代に寮生活をしていた経験があるので他人と生活すること自体は抵抗もなかったし、なんだかんだで広くて綺麗な物件に住めているのだから満足度はとても高いのだ。それに、巣鴨が本当にいい街なのもありがたかった。巣鴨駅からすぐのところにある商店街は活気に満ちていて、今では顔馴染みとなった人がたくさんいる。買い物に訪れれば「今日の夕飯はどうするの?」「明日は雨らしいから気をつけな」などと商店街の人たちが気さくに話しかけてくれるし、こういった地元の人たちと温かい交流ができるのは巣鴨のいいところだろう。そういうわけで、本来はすぐに別のところに引っ越すはずだったが、これからも巣鴨に住み続けようと予定を変えたのである。シェアハウス生活も快適だし、しばらくは今の暮らしを続けていきたいと思っている。